栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物の話〜

栄養士かめ子です。スポーツ栄養士を目指して勉強中。

本の感想「おいしいものには理由がある」

皆さんは食べ物を買う時、何を基準に選びますか?値段って結構大きい割合を占めていると思います。おいしいのかもしれないけれど、少し高価なものは、結局選ばなかったりする。たま買ってみて、どんなにおいしいんだろう、とワクワクしながら開封する。この本に登場する「おいしいいもの」は、どれも、そんなちょっと高価な部類に属する食べ物だと思います。

読んでみると、作り手の方の尋常じゃないこだわりを強く感じました。そして、どうして少し高価なのかがよく分かりました。食べ物って、原材料の組み合わせだけではなく、実は他にも色んな要素がある。手間や作り手の技術、材料の安全性、他にも色々。だから、仮に配合を教えてもらっても、私には同じようには作れない。いち消費者には出来ない事をやってくれているから、お金を出して買うんだな、と改めて思いました(値段に関わらず、ですが)。また、食材にこだわる様を見せていただくと、その生産者の方が作る食べ物の安心感が増すなと思いました。これだけこだわっているんだから、この人が作るものなら安心だな!みたいな。お金を払って手に入れるのは、味だけでは無いと思いました。勿論、安く手に入る食品だって、規格を満たした食品だし安全です。そこに+αの安心感を得ることが出来ると感じました。

学生時代は、お金はなるべく使わず、貯めていくものだと思っていました。しかし、社会人になり、結婚して、少し余裕が出てきて考えが変わりました。なるべく使わないのが良いのではなく、使う事も大事。使う事が経済を回すということ。手持ちのお金は減ってしまうけど、自分の好きなもの、応援するものに「投資する」ことで、この先の自分に繋がっていく、という事を学習しました。食べ物も同じで、美味しかったので、安心して体に入れられるので、また食べたいから少々高くてもその会社にお金を払う。それが生産者を支えるなら、お金を払う価値があると、私は思いました。また、私はあまり、化粧品や洋服にお金はかけません。じゃあ、どこにお金をかけようか。食べ物ではないかと思います。いつもより1ランク上の食品を買ってきた時の幸福感やワクワク感をまた感じたい。そんな私にとって、あれも、これも食べてみたい!とワクワクする本んでした。残念ながら、食べるもの全てをこの本に登場するような「おいしいもの」にする経済力は無いんですけどね。

この本で登場した「おいしいもの」のうちいくつかを、ノートに書き留めました。いつも行くスーパーにあるのかと思い探したところ、見つけました。もっと安い他の商品と並んでたくさん置いてました!高級スーパーではなく、普通のスーパーです。知っている人は知っていて、選んでいるんだなと学びました。

カネの話ばかりになっってしまったので、最後に、ふと思ったこと。食べ物は科学だし、栄養士は指導する上で根拠がないといけないと思います。でも、一方で、食べ物には愛情とか、科学的ではない部分が結構大きな割合を占めている。母の手料理が美味しいのと似た感覚。不思議だなぁ。

 

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