栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物の話〜

栄養士かめ子です。スポーツ栄養士を目指して勉強中。

大根の千切りと突然やって来たピンチ。

栄養士の学校時代は座学だけではなく、実技の授業がたくさんありました。実際に料理を作ってみることで、作り方、味付け、器具の使い方など、他にもたくさん叩き込まれるのですが、勿論、包丁の使い方も叩き込まれました。千切り、かつらむき、魚の三枚おろし等。ただ出来れば良いのではなく、きれいに、均一に、時間内にできないといけないのです。毎回の調理実習の時にテストがあり、更に期末試験でも実技がありました。

負けず嫌いで心配性の私。何度練習しても物足りませんでした。期末試験の前は、夜遅くまで学校に残って座学の勉強。暗記科目が多く、ひたすら書いて書いて覚える。そして、帰りに野菜を買って帰り、自宅で実技の練習。

その時のお題は「大根の千切り」でした。調理実習時のテストで合格をもらったものの、期末試験で不合格では意味がありません。毎日、千切りしてました。期末試験が近づくに連れて、練習量が増えていく。一人暮らしなのに大家族かよってくらいの量の大根を買う。ひたすら千切り。暗記のために書く量も増えていく。

 

テスト本番の数日前。それは突然やって来ました。千切りしようと包丁を構えたところ、力が入らない。どうやって切ってたんだっけ…?あれ…?焦る。パニック。とりあえず練習中断。気持ちを切り替えて暗記をしようとするも、ペンを持つ手に力が入らない…。

やってしまいました。「負けず嫌いで心配性」という性格が災いし、練習しまくり書きまくった結果、利き手の右腕がおかしくなってしまいました。力が入らず、文字が書けないし、包丁も握れない。記述式の科目もあるのに。あかーん!終わった…。絶望感。

回復するには右手を休ませるしかないんだろうな。テスト勉強が忙しく時間がないし、病院に行っても急激な回復は見込めないでしょう。ということで、病院には行きませんでした。こういうのを腱鞘炎って言うんでしょうか。諦めて、テスト直前にも関わらず、包丁を握るのをやめました。暗記は余裕を持って取り組んでいたので、最後の数日は頭の中で復唱するくらいでどうにかなりました。

 

包丁の実技試験当日。準備運動がてら、朝に千切りしたかったのですが、泣く泣く断念。アップも出来ずに、追試覚悟で臨みました。そしてどうにか、合格することができました。

 

 

今は、あの時、限界まで練習して良かった、と思えるようになりました。自分、よく頑張ったよね〜!あの時身につけた技術は、今でも体に染み付いています。普段の料理でテストの時みたいに美しさを求めることはありませんが、まあ、人並みに包丁を使えるようになりました。当時はとにかく、追試は嫌だというのと、良い成績取りたいというので必死でした。

栄養士になることは、勿論仕事として生かすという意味でもメリットがありますが、その知識や技術がプライベートでも生きてくることが大きなメリットだと感じています。今栄養士を目指す学生さんで、つまんないと思っている人もいると思うんです。でもね、絶対将来良かったと思えるから、ギリ単でいいやではなく、限られた時間の中で最大限学んでほしい、という、クサい結論です。