栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物とそのまわりの話〜

栄養士かめ子です。栄養学オタクの理系栄養士が、栄養学や食品の面白い話をするブログ。たまに、美味しいものの話。

大人になって茄子が好きになった。

子供の頃、なすは嫌いな野菜の一つでした。子供と言っても、割と最近まで避けていた。自分が作る料理には絶対に登場しませんでした。それが、あるきっかけでオセロの駒をひっくり返したように、大好きな野菜の仲間入りをしました。

そのきっかけは、栄養士の学校時代の調理実習。焼きなすを作ったのです。嫌いだけど、レポートを書かなきゃいけないし、食べてみたところ、衝撃が走りました。私の知ってるなすじゃない!こんなにトロトロなの!?出汁を吸って柔らかいなすに私はびっくりしてしまいました。それ以来、なすは大好きな野菜になり、味噌汁、煮浸し、麻婆茄子など、私の作る料理には頻繁に登場する野菜になりました。

それまで食べていたなすが、美味しく調理されたものではなかった、ということにその時、気づきました。母には申し訳ない話ですが、母の作る味噌汁に入っているなすは、あまり時間をかけて加熱されたものではなく、どちらかというと生の状態に近いものだったのです。生のなすが好きな方もいらっしゃるかとは思うのですが、私はその味噌汁のなすがどうも苦手でした。そして、私の知っているなすは母の味噌汁のなすだけでした。だから、なすは嫌いだったし、なすが美味しいという人の意味が分かりませんでした。

大人になって家族旅行をした時に、弟もなすが嫌いだということを知りました。もしかしたら

私と同じなのかも。お母さん、ごめんなさい!

自分自身のこの経験から、栄養士として、調理方法って大切なんだな、ということを学びました。子供の偏食を減らす方法として、一緒に調理するとか、ほめる、とか、教科書には色々書いてあるけれど、調理方法を色々知っていることもキーポイントなんじゃないかなと思いました。