「森のバター」とか言われているアボカド。野菜なの?果物なの?と思って調べてみると、どうやら果物のようです。しかし、使われる場面は野菜と同じことが多い。野菜と比べて栄養価はどうなんでしょうか。
とはいえ、どの野菜と比べるのかが難しい…。同じ緑色のものがいいかな?でも葉ものだと重量感が分かりにくい。ということで、人参と小松菜と比べてみました。今回注目した栄養素は、エネルギー、脂質、炭水化物(糖質)、β-カロテン。私的にはなかなか面白い結果が得られました。全て100g当たりね。
アボカド エネルギー 187kcal
脂質 18.7g
炭水化物(糖質) 6.2g(0.9g)
β-カロテン 75μg
人参 エネルギー 36kcal
脂質 0.1g
炭水化物(糖質) 8.7g(6.3g)
β-カロテン 8300μg
小松菜 エネルギー 14kcal
脂質 0.2g
炭水化物(糖質) 2.4g(0.5g)
β-カロテン 3100μg
ほうほう。やはり、脂質は圧倒的に多い。よってカロリーも高い。ちなみに、このうち飽和脂肪酸は3.21gで、あとは不飽和脂肪酸です。そして、アボカドは緑色なのでβ-カロテンが多いのではないかと思ったのですが、それは違いました。緑黄色野菜の数字と比べると、ほとんど入ってないと言って良いのが分かります。そして、炭水化物のうち、糖質はごく僅か。食物繊維がとても多いことがわかりました。同じ重量で比べると、人参や小松菜より食物繊維が多く入っているということになります。これには驚きました。だからといって、アボカドばかり食べることはお勧めできませんが。
結論。既に皆さんが知っている事実かとは思いますが、アボガドの特徴は脂質の多さだと思います。だから、一度に沢山食べるものではありません。ただ、食物繊維は豊富です。1個当たりの可食部は100g前後のものが多いですので、仮に4分の1個食べても、1g以上の食物繊維が摂れる計算になります。
私は実は以前はアボカドが嫌いでした。それは、初めて食べたものがまだ熟れていない硬くて青臭いものだったから。最近、完熟のアボカドを食べて、その美味しさに初めて気づきました。他の食材にはない、とろける食感。アボカドに限らず、美味しいタイミングを見極める知識をつける事も栄養士として大切だな…と感じる私です。です。
昨日、成城石井でゲットした生ハムの余り、アボカドと和えてオリーブオイルと黒胡椒で頂きました。スーパーで見た目だけで完熟のトロトロのアボカドを選ぶことができて満足している。アボカドは切ってすぐ油と和えると変色しません。#成城石井 #生ハム #アボカド #おうちごはん #夜ご飯 pic.twitter.com/EVAt32kug7
— 栄養士かめこ (@i8ixPLzXmbSj96L) 2018年9月26日