栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物の話〜

栄養士かめ子です。スポーツ栄養士を目指して勉強中。

卵はどれくらい「完全栄養食品」なのか?

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こんばんは、栄養士のかめ子です。大好きな卵かけご飯。このブログでも過去に紹介しましたが、「ぶっかけ海苔めし」をかけると最高に美味しい!

卵は「完全栄養食品」という風に言われることがあります。よくある説明文では、「ビタミンCと食物繊維以外の栄養素をほとんど全て含んでいます」というようなものです。本当にそうなんでしょうか。食品成分表と食事摂取基準で調べてみました。

今回調べた栄養素は、ナトリウム以外の食品成分表に載っているミネラルとビタミンです。卵1個50gで考えてみました。これを私(20代女性)の食事摂取基準の推奨量又は目標量と比べて、充足率を計算してみました。

具体的にはミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンヨウ素、セレン、クロム、モリブデン)とビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1ビタミンB2ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12葉酸パントテン酸、ビオチン、ビタミンC)です。全部数字を書いていたらキリが無いのでまとめたいと思います。

確かに、ビタミンCと食物繊維以外で、含まれない栄養素はクロムだけでした。そのほかの栄養素は、幅がありますが含まれていました。卵1個50gで推奨量又は目標量の10%以上を含んでいる栄養素が10種類もあり、1%未満はマンガンナイアシンのみでした。セレンの充足率が64%と特に高いですが、含有量が16μg/50gなのに対し耐容上限量が330μgなので問題ないと思われます。

計算結果を見ると、確かに、特定の栄養素に大きく偏ることなく、バランスよく栄養成分を含んんでいると思いました。また、タンパク質・脂質も豊富です。炭水化物はお米をきちんと食べて頂くとして、食生活が偏りがちな方が卵を摂取すると、不足している栄養素を少しでも補うことができるのではないでしょうか。ただし、ビタミンC・食物繊維・クロムは全く含まれません。栄養のバランスが良いと言っても「完全」ではないということです。

今回は他の食品と比べた訳ではないので、卵が他の食品より優れているとまでは言えません。ただ、卵がミネラル・ビタミンを摂るのに良い食品であることは確認できました。

 

卵は以前は「1日1個まで」とか言われていました。これについては過去のブログで解説しています。ご覧ください!

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