栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物とそのまわりの話〜

栄養士かめ子です。栄養学オタクの理系栄養士が、栄養学や食品の面白い話をするブログ。たまに、美味しいものの話。

アミノ酸スコアと第一制限アミノ酸。①

f:id:eiyoushikameko:20190105150900j:plain

こんばんは、栄養士のかめ子です。実家に帰ると、普段の生活で自分がなかなか作らないメニューが出てきます。久しぶりに八宝菜を食べました。

八宝菜といえば…イカイカといえば、先日こんなブログを書きました。

eiyoushikameko.hatenablog.com

このブログの中で、「アミノ酸スコア」という言葉が出てきました。今日はこれについて解説したいと思います。

 

アミノ酸は約20種類ありますが、その中で人間の体内で作れないものが9種類あります。

・バリン

・ロイシン

・イソロイシン

スレオニン

メチオニン

・リシン

フェニルアラニン

トリプトファン

ヒスチジン

です。この9種類のアミノ酸は「必須アミノ酸」と呼ばれますが、食事から体内に取り込まなければいけません。タンパク質はアミノ酸によって構成されているので、私たちはタンパク質を摂取する事で、必須アミノ酸を摂るのです。

それぞれの必須アミノ酸は、必要な量が分かっています。その必要量に合わせて、バランス良く摂ることが大切なんです。

なぜ、必須アミノ酸のバランスが重要になるかというと…、もし1種類のアミノ酸が必要量に対して少なかったとすると、体内で使われる度合いは1番少ないアミノ酸に合わせて少なくなってしまうんです。だから、必須アミノ酸はバランスよく、9種類全てが必要量を満たすように摂ることが大切です。アミノ酸スコアは、100に近いほど、どの必須アミノ酸も必要量以上バランス良く入っていることを表します。必要量を満たさない必須アミノ酸があると、数字が小さくなっていきます。そして、一番必要量に対して含有率が低いアミノ酸のことを「第一制限アミノ酸」と言います。アミノ酸スコアは、第一制限アミノ酸を元に決まります。

 

なんだか、凄く難しく話してしまいました。簡単に説明すると、よく木の板をぐるっと張り合わせて作った「桶」に例えられます。桶の一枚一枚が、必須アミノ酸を表します。そこに溜める水を、体内で合成するタンパク質と考えます。短い板(=含有率が低い)があると、そこから水が漏れてしまうので、中に水を入れられる量が減りますよね。だから、桶の木の板の長さはどの板も、入れる水の量より長くなければいけないことになります。

f:id:eiyoushikameko:20190106162541j:plain

(画像はグリコさんのHPからお借りしました。→http://cp.glico.jp/powerpro/amino-acid/entry37/)

このように考えると、アミノ酸スコアが100に近いことが大切である事が分かるのではないでしょうか。

 

もう少し書きたい事があるのですが、長くなりそうなので、今日はここまで!