栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物とそのまわりの話〜

栄養士かめ子です。栄養学オタクの理系栄養士が、栄養学や食品の面白い話をするブログ。たまに、美味しいものの話。

サルコペニアとフレイルの復習と、高齢期の栄養について少し。

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こんばんは、栄養士のかめ子です。卵かけご飯って美味しい!私は以前ブログにも書いた、「ぶっかけ海苔めし」をどっさりかけて食べるのが好きです。

個人的に思っていることですが、海苔やかつお節ってタンパク質のちょい足しになる食材なのでおススメです。先日、高齢者がタンパク質を摂ることの大切さをブログにまとめました。

eiyoushikameko.hatenablog.com

なので、高齢者にこそ、海苔やかつお節でタンパク質をちょい足ししてと言いたいところですが…、飲み込みに心配がある方は、喉に張り付く恐れがあるので、一概にはおススメできなそうです。

このブログの中で、「サルコペニア」という言葉を使いました。栄養士や介護関係の方は知っている言葉ですが、実はよく似た言葉があります。「フレイル(フレイルティ)」という言葉です。私もよく、分からなくなります。今日は学生時代に習ったことを改めて復習したいと思います。

 

まず、「サルコペニア」ですが、老化により基礎代謝量が低下した結果、骨格筋の筋肉量の減少により筋力が低下し、身体機能が低下することです。進行すると、転倒や骨折に繋がることも。

 

次に、「フレイル」ですが、高齢による虚弱のことで、筋力が低下することだけでなく、それにより疲れやすくなった結果活力が低下したり、また様々な健康障害を起こしやすくなっている状態のことです。介護の要因にもなります。

 

そして、サルコペニアにより基礎代謝量・エネルギー消費量が低下した結果、食欲が低下し低栄養を招き、更に筋力や筋肉量が低下するという悪循環を「フレイルサイクル」と呼んでいます。

 

う〜ん!似ていて分かりにくい!ちゃんと覚えられる自信がない!!

違いは、サルコペニアは筋肉や身体機能に主な症状があるのに対して、フレイルは筋肉だけでなく活動量や食欲の低下など、日常生活の幅広くに影響が出ている状態を指すという所でしょうか。

〈復習おわり〉

 

高齢者とプロテインのブログや今日のブログを書くにあたり、成田美紀先生、検見﨑聡美先生の「健康寿命を延ばす 高齢者の栄養と食事」という本を読みました。老化の一環と言っても、できればサルコペニアやフレイルには陥りたくないものです。この本を読んで、しっかり食事を摂ること・摂れるように工夫することの大切さを感じました。高齢のご家族がいて食事で悩んでいる方にとてもお勧めの本です。高齢者向けの食事の理論的な所から、レシピまで、幅広く網羅されているので、とても参考になりました。

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最後に…、過去のブログにも何度か書いた「高齢者はエネルギーとタンパク質をしっかり摂る」と言うのは、勿論食事の観点から見た話で、サルコペニアやフレイルを予防する為には、体を動かすことや口腔ケアなど、他にも大切なことがあります。食事だけで改善できるものではないことをご理解下さい。

 

〈参考文献〉

・江澤郁子、津田博子「四訂 応用栄養学」(2014)

・成田美紀、検見﨑聡美「健康寿命を延ばす 高齢者の栄養と食事」