栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物とそのまわりの話〜

栄養士かめ子です。栄養学オタクの理系栄養士が、栄養学や食品の面白い話をするブログ。たまに、美味しいものの話。

本の感想「産声のない天使たち」

こんばんは、栄養士のかめ子です。アレルギー性鼻炎で年中鼻炎なので、常に薬を飲んでいるお陰で平和に過ごせていたのですが、暖かくなった日から突然鼻水とくしゃみが止まらない!花粉の威力を感じています。

今日は一冊の本を紹介したいと思います。深澤友紀さんの「産声のない天使たち」です。

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簡単な内容

タイトルから想像がつく方もいるとは思いますが、赤ちゃんを亡くされたお母さんやご家族、医療にスポットを当てた本です。実際の経験談が沢山集まっています。

 

私の今までの経験

私は栄養士として、新生児用粉ミルクやフォローアップミルクを飲む赤ちゃんのご家族からの相談を受けていることがありました。その中で、赤ちゃんの可愛さや、お母さん・お父さんの幸せそうな様子にこちらまでほっこり幸せになることが何度もありました。また、同じ年齢の友人にも子供が産まれ始め、自分もいつかは子供が欲しいと感じることが何度もありました。

一方で、とてもネガティブな性格で「もし〇〇だったらどうしよう…?」ということばかり考えてる私…。結婚してから、旦那様の顔を見ると、私に元気な赤ちゃん産めるのかな?、と出来なかった時の事を想像して、クヨクヨする事がありました。正直、私が不安すぎて、子無しも有りかな?と思っていました。

そんな時、SNSで偶然、この本を知りました。

 

本を読んで感じたこと

赤ちゃんが無事に産まれてくるという事は奇跡、安定期なんてものはない、産まれるまで何が起きるか分からないという事を感じました。死産は、赤ちゃんに先天性の異常がある場合もあれば、元気だったはずが妊娠後期になって突然心臓が止まってしまうこともある。

現在でも死産は50人に1人。また、死産でなくても障害を持って生まれ、生後間も無く亡くなる場合があることも考えると、赤ちゃんの死を経験する確率は50分の1よりも多いということになります。医療が進歩したと言っても結構な確率。私はこの本を読むまで知りませんでした。結婚したばかりの身としては結構ショッキングなことです。

そして、実際の経験談は読んでいて辛くなるものばかりでした。特にお腹の中で亡くなった時でも、多くの場合、お産の痛みを経て赤ちゃんを取り出すということには胸が痛みました。

ですが私は、この本を読んで少し強くなれた気がします。それは、元気に産まれてくる事が奇跡だという事、そして沢山の経験談を読んで、もし良くない結果になっても一人ではない事が分かったからです。(今すぐではありませんが)いつか妊娠にチャレンジしても良いかな、何があっても受け止めよう、という気持ちになりました。

誰かにおススメするとしたら…、難しいなあ。妊娠を考えている新婚夫婦と言いたいところですが、もしかしたら、私の感情とは逆で、妊娠に対する不安が強くなる方もいるかもしれません。中学生や高校生はどうだろう?ちょっと残酷かな?でもきっと、両親への感謝の気持ちが生まれると思います。

 

最後に、この本の中で体験を語って下さった方々には本当に感謝を伝えたい気持ちです。きっと、その経験を話す事が出来るようになるまでに時間がかかった方もいると思います。皆様のお陰で、今まで知らなかった事を知る事が出来、勇気を貰いました。一方で、きっと今も自分を責めて苦しんでいるお母さんもいると思います。経験のない私には何と声を掛ければ良いのかも分かりません。いつかその気持ちの落ち着くところを見つけられる事を祈っています。