栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物とそのまわりの話〜

栄養士かめ子です。栄養学オタクの理系栄養士が、栄養学や食品の面白い話をするブログ。たまに、美味しいものの話。

液体ミルクのメリット・デメリットなど。

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こんばんは、栄養士のかめ子です。この花、数日前に撮ったのですが、何という花でしょうか?誰か教えて下さい。

話は変わりまして、とうとう、日本でも液体ミルクが発売されました!まずはグリコアイクレオから発売されましたが、他の粉ミルクを作っている食品会社も、今後発売を予定している所があります。去年、液体ミルクの必要性が本格的に議論され始めてから、あっという間に実現したなと感じています。メーカーの努力に感謝です。私は以前、粉ミルク関連の仕事をしていた経験から、過去にも液体ミルクの必要性に関してブログ記事を書いたことがあります。

eiyoushikameko.hatenablog.com

今日は再度、液体ミルクのメリットとデメリットを、私が思いつくままにまとめたいと思います。

 

 

液体ミルクのメリット

・外出時や夜中に調乳の必要がなく、温める必要もない為、スムーズに授乳できる。

・災害時にお湯が沸かせない状況や、水道水が手に入らない場合でも授乳できる。

 

液体ミルクのデメリット

・粉ミルクに比べて値段が高い。

自治体での備蓄が想定されるが、液体なので粉ミルクより場所を取る。賞味期限も今の段階では、粉ミルクより短い。

開封後は保管ができないので、赤ちゃんが飲まなかった分は勿体ないけど処分しなければいけない。(これは粉ミルクも一緒。)

 

今までの私の経験を受けて思うこと

今まで私が粉ミルクを使用しているお母さんから受けた相談で、「外出先でどうやって熱湯を手に入れたらいいの?」というものがありました。予め外出先に授乳室があるか調べておくとか、飲食店のお店の方にお願いするとかしか方法はなく、「何とか入手してもらうしかない」というのが正直なところで、私も答えるのに心苦しかったことがあります。(熱湯を水筒に入れて持ち歩く、というのは、70℃以上で調乳する必要がある事を考えると、個人的には限界があると思っています。)だから、液体ミルクがあると大変便利だと感じます。

ですが、値段は粉ミルクよりだいぶお高めだし、外出時は最初から液体になったものを持ち歩くわけです。飲む量が増えてくると、重たくて、外出時の使用でも負担は、金銭面も含めて大きいのではないかと思います。それなら、お湯を入手できるところを予め調べておいて、スティックやキューブの粉ミルクを持ち歩くほうが都合が良いのか…?でも、そんなに都合よくお湯は手に入りませんよね。水筒に熱湯を入れて持ち歩いていた方もいることを考えると、液体ミルクの方が良いのかな…難しい。

 

災害に備えた備蓄についてですが、赤ちゃんはミルクしか口にできない訳なので、そのミルクを備蓄するのは必然だと思います。ただ、液体ミルクは粉ミルクより場所を取るし比較的高価で賞味期限が短いというデメリットもあります。備蓄が100%、液体ミルクに置き換わるのかどうかはまだ分かりません。

 

グリコのHPも一通り確認しました。TVの報道を見たときは何でストローの様なものを挿しているんだろう?と思いましたが、あれは飲むためのストローではないんですね!調乳方法の動画も載っていたので、使用する方はまず確認したほうが良いと思います。

 

疑問点

一つ疑問に思ったことがあります。液体ミルクも哺乳瓶に移して授乳するようです。基本的に、哺乳瓶は消毒する必要があるので熱湯を必要とします(他の消毒方法もありますが。)。液体ミルクに熱湯は必要ないですが、結局哺乳瓶の消毒に熱湯が必要なら、外出時は良いとしても、熱湯が手に入らない災害時はどうするのでしょうか?薬液消毒には水が沢山いるし臭いが気になる赤ちゃんもいるようです。電子レンジ消毒は電気が通ってないと出来ません。使い捨て哺乳瓶も備蓄してるのかな…?

 

まとめ

液体ミルクは始まったばかりです。やってみないと分からないことも多いと思います。きっと、これから使ってみて、ユーザーの声を聴いて変わっていくんだと思います。私も動向を見守りたいと思います!

 

 

 

 

〈参考文献〉

江崎グリコ株式会社 ウェブサイト(2019/3/12閲覧)