栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物とそのまわりの話〜

栄養士かめ子です。栄養学オタクの理系栄養士が、栄養学や食品の面白い話をするブログ。たまに、美味しいものの話。

旬の食材を食べる意味。

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こんばんは、栄養士のかめ子です。写真は旬の春キャベツを使った味噌汁。この時期だけのまんまるまんまるの形がかわいいですよね。春キャベツや以前紹介した新玉ねぎなどは、その時期にしか手に入らない野菜です。しかし、今は年中手に入る野菜も多くありますよね。それでも野菜の季節を意識して食べたほうが良いのでしょうか。今日は旬の野菜を食べるメリットをいくつか紹介したいと思います。

 

 

値段が安い

スーパーによく行く方は分かると思いますが、野菜は旬の時期に値段が下がることが多いです。これは、市場での流通量が多くなることや、栽培・輸送コストが低くなるためです。これは、単純に嬉しいですよね。

 

栄養価が高い

野菜の旬の時期は栄養価も高くなります。厚生労働省のHPを見ると、トマトの例が載っていました。

〈トマトのカロテンの含有量〉

トマト100g当たりのカロテンを1年間通して分析したそうです。すると最盛期の7月は528μg/100g、これに対して一番少なかった11月は241μg/100gでした。また、年間の平均は364μg/100gだったそうです。このように最盛期と一番少ない時期では、カロテンの含有量に2倍以上の差があることが分かります。

 

また、食品成分表には、夏・冬分けて掲載されている野菜もあります。

〈ほうれん草のビタミンC〉

ほうれん草は年中流通していますが、栄養価が一定ではないことが分かっており、食品成分表でも、夏採り・冬採り・通年平均に分けて、値が掲載されています。冬採りほうれん草100g当たりのビタミンCは、60mg/100gであるのに対し、夏摂りの場合は20mg/100gです。また通年平均では、35mg/100gでした。このように旬(冬)のほうれん草には、夏採りの約3倍のビタミンCが含まれていることが分かります。

 

この2つの例からも分かるように、旬の野菜は栄養価が高いというメリットもあります。

 

まとめ

旬の野菜を食べるメリットは、「おいしい」ということだけではないことが、伝わったでしょうか。値段が安くて栄養価が高いということは、消費者にとっても良いことだらけだと思います。旬ではなくても野菜が手に入る事も多い時代ですが、是非意識して、食卓に旬の野菜を取り入れてみて下さい!

 

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〈参考〉

厚生労働省 e-ヘルスネット ウェブサイト(2019/4/24閲覧)

 ・文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)」