栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物とそのまわりの話〜

栄養士かめ子です。栄養学オタクの理系栄養士が、栄養学や食品の面白い話をするブログ。たまに、美味しいものの話。

パセリ、食べますか?残しますか?

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こんばんは、栄養士のかめ子です。最近、キャロットラペや新玉ねぎのマリネを作ることが多いです。そんな時は、彩りに緑の食材のパセリなどが少し入ると良いなと思うのですが、いちいち買っていると高い新鮮なうちに使い切れないので、ドライパセリに頼っている私です。

ですが、飲食店などでは、新鮮な生のパセリが添えられていることも多いですよね。「皆さんはこのパセリ食べますか、食べませんか?」っていうのが今日のお題です。

 

 

私の場合

私は迷わず食べます!勿体ないし、別に嫌いではないので。廃棄されることを考えると悲しくなるし、食べない理由もないので。ですが、食べると、「かめ子ちゃんは食べる派なんだ~!」みたいな話題になることがしばしばあります。食べずに残す人が多くいることも知っています。

 

他のケース

他にも、彩りとして添えられているだけで、食べられるのに残されがちな食材ってありますよね。例えば、

アイスのミント

 これは好き嫌いもありそう。私はミントとアイスを一緒に口に入れるのが好きなので必ず食べます。

刺身のつま、菊(タンポポではない)

 つまの大根はお腹に余裕があれば食べます。菊は食べていなかった。食べられないものだと思っていました。しかし、花弁を取って醤油に浮かべることを最近知りました。これからは食べようと思います。

この様なものが思いつきます。パセリに限らず、私は出来るだけ食べる派です。

 

添えられたパセリを食べることに、栄養学的意味はあるのか

食品成分表でパセリの栄養について調べてみました。同時に、同じ重量の小松菜、ほうれん草と比較してみました。すると、なんと、多くの栄養素でパセリの方が含有量が多い結果になりました。パセリはとても栄養価が高い野菜だと言えます。

しかし、この結果にあまり意味はないことに、もうお気付きの方もいるかもしれません・・・。小松菜やほうれん草は、一度に食べる量が多い野菜です。これに対して添えられたパセリってせいぜい1~2g程度です。一度に食べる量を考えると、小松菜やほうれん草のように、大きなビタミン・ミネラル源となるとは考えにくいことは、計算しなくても想像できます。

ただ、パセリはとても栄養価が高いので、1~2gでも、全く栄養が無いとも言えません。例えば、パセリ2g当たりのビタミンKの含有量は17μgでした。食事摂取基準によると、成人のビタミンKの摂取の目安量は、150μg/日です(男女共通)。1食あたり(単純に1/3)で考えると50μg。添えられた程度のパセリの量でも、1食で摂りたいビタミンKの約34%を摂れることになります。このように考えると、栄養学的に見て食べる意味はあるのではないかと、私には思えます。

 

まとめ

最近、食品ロスが話題に上ることがよくあります。今日は栄養の話もしましたが、単純に栄養の話を抜きにしても、勿体ないし、残せば廃棄されることを考えて、私はできればお皿の端っこのパセリも食べて欲しいな、と感じています。

 

 

〈参考文献〉

文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」