栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物の話〜

栄養士かめ子です。スポーツ栄養士を目指して勉強中。

減塩調味料を使う意味。

f:id:eiyoushikameko:20190508160756j:plain

こんばんは、栄養士のかめ子です。GWは西の方の実家に帰省してきました。普段は帰省してもグータラして、料理もしないのですが、今回はなぜかとても料理がしたくて。実家のキッチンで母の代わりに何度かご飯を作りました。

そしたら、よく知っているはずの母のキッチンは、私の知らない事がいっぱいでした。実家で生活していたころは、たまには母の手伝いをしたこともあり、私の料理は母の料理の影響を受けていると思っていたのですが、意外と私のキッチンとの違いが沢山ありました。

今日の話題は、その中で気になった出来事です。

 

 

久しぶりに実家のキッチンに立って気づいた「今日の話題」

何処かで書いた気もしますが、母は血圧を気にしています。その影響で母の使うみそや醤油が減塩タイプになっていました。

私は普段から薄味を意識してはいますが、特に減塩タイプの調味料は使っていません。このことで、いつもの調味料の量では同じ味付けにならないので、とても混乱しました。

 

減塩調味料に対する私の考え

私は、減塩したいからと言って、必ずしも減塩みそや減塩醤油をを使用する必要はないと思っています。それは、食塩摂取量を減らしたいなら、普通の調味料を使って、使用料を少なめに抑えればよいと思うからです。

また、みりんなどの甘味と一緒に、みそや醤油を使うレシピがあるとするとします。みりんは普通のものを使用し、醤油は減塩タイプを使用してレシピ通りの分量で味付けすると、甘味と塩味のバランスが悪く、甘味を強く感じる、あまり美味しいとは言えない料理が仕上がることがあると思うのです。

また、減塩調味料を使うことで、仮に調味料の使用量が増えると、調味料の減りが早くなります。それってコスパ悪くなってるってことですよね。それなら、普通の調味料を少なめに使うのがお財布的にも賢いかな、と思うのです。

ただ、使う体積を変えたくない、変えると分からなくなる、ということであれば、減塩調味料を使っても良いと思います。

 

原材料の違い

減塩タイプの調味料は、原材料に使っている食塩の量が少ないだけ、そう思っている方もいるかもしれません。しかし、実は違いはそれだけではありません。以前のブログでも書きましたが、食塩には食品の保存性を高める働きがあります。

eiyoushikameko.hatenablog.com

つまり、食塩の使用量が少ないということは減塩タイプのみそや醤油は普通のものより、保存性が悪い可能性があります。そのため、雑菌やカビの繁殖を防ぐために、普通のタイプの調味料では使用されていない添加物を使用していることがあります。(醤油の保存性に関しては、パッケージの形状も関係ありそうです。)

また、塩味が少ない分満足感を感じにくいので、酸味やうま味、甘味の材料を足して味を補っている商品も多いです。

店頭で確認したところ、減塩味噌は普通のみそと原材料が変わらないものが多かったですが、減塩醤油の原材料について、上記の傾向がありました。

(だから、減塩タイプが悪いと言いたいのではなく、このような違いがあるよ、っていうことです。加えられている食品添加物も国に認められたものですので、問題はありません。)

また、みそは、元々種類によって塩分の濃度が様々です。減塩みそかどうかで判断するのも一つの目安ですが、商品それぞれの食塩含有量を確認したほうが確実だと思います。

 

まとめ

最初の写真の煮魚ですが、帰省時に実家にあった調味料を使って味付けしたものです。普通のみりんと減塩醤油に(清酒ではない食塩の入った)調理酒を使って味付けしたので、いつもの自分の料理と勝手が違い、調味料の計算が大変でした。結果、普通の醤油を使う時の1.5倍近い量(体積)の醤油を使うことになりました(母への文句ではないです!)。ただし、もとから薄味を意識して決めた食塩の量を元に醤油の量も決めたので、食塩摂取量を気にする母でも問題ない味付けになったと思います。

 

結局母には、私が思ったことは言いませんでした。普段そのキッチンで料理するのは母なので。私が無理矢理変える立場でもありません。

ただ、栄養指導って大変だな、と栄養士として感じた私でした。自分とは違う習慣を持つ、他人の食卓に介入する訳なので・・・。

 

eiyoushikameko.hatenablog.com

eiyoushikameko.hatenablog.com