栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物の話〜

栄養士かめ子です。スポーツ栄養士を目指して勉強中。

青梅は有毒。どうして自家製梅酒を飲んで大丈夫なのか。

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こんばんは、栄養士のかめ子です。昨年の6月に、旦那様と一緒に漬けた黒糖梅酒を解禁しました。といっても、私はお酒を飲まないので、眺めているだけです。初めて作ったのですが、美味しくできたようです。旦那様は今年も梅酒を作りたい様子で、何のお酒をつかうか?とか今年は肉厚な南高梅を使いたい!とか、ワクワクしているみたいです。

そんな梅酒ですが、皆様ご存知の通り、青梅を砂糖とアルコールに漬けていきます。作りながら、栄養士の学校の頃に習ったことを思い出して、疑問を感じた私です。

 

 

私が疑問に思ったこと

栄養士の学校の頃、青梅の種子や果肉に含まれる「アミグダリン」という成分が食中毒の原因となると習った記憶があります。勘違いかな?と思って、食品衛生学の教科書とノートを見直してみたところ、確かに習っていました。

それで、青梅を使う梅酒は、飲んで大丈夫なのか心配になったのです。でも、自家製梅酒でアミグダリンが原因の食中毒になったとか、聞いたことないし・・・。

 

調べてみた

青梅を使って作る梅酒で、アミグダリンによる食中毒を起こさないのはどうしてか知りたくて調べてみました。

まず、アミグダリンは酵素分解されると青酸を出し、中毒を起こすそうです。症状は頭痛やめまい、酷いと呼吸困難など。ビワやアンズの種子や未熟な果肉にも同様にアミグダリンが含まれているそうです。

そして、熟した果肉に含まれるアミグダリンはごく僅かなので、健康への影響は無視できるそうです。

 

問題の梅酒についてです。やはり青梅にはアミグダリンが高濃度で含まれており、食べるのには適していません。しかし、青梅を梅酒や梅干しなどに加工すると、アミグダリンが分解され濃度が大幅に減少することが分かりました。それで、手作り梅酒を飲んでも大丈夫なんですね~!

 

まとめ

自家製梅酒や梅干しを漬けることが、この時期(もうすぐ)の楽しみの方も多いのではないでしょうか。ですが、当たり前のように店頭に並んでいて、一般の方でも自分で加工する青梅に、食中毒の危険があることは知らない方が多いのでは?と思い、今日の内容を書くに至りました。

今回、農林水産省のHP等調べましたが、「どれくらいの期間漬けると安全か」という情報は見つけることができませんでした。その時の加工の状況は人それぞれなので、期間は一概には言えないかと思います。漬けた梅酒は、いつから飲んでよいかとワクワクするものですが、安全に飲むためには日が浅いうちに口にするのは避けた方が良いのかもしれません。

青梅に残ったヘタを爪楊枝で取る作業、地味だけどとても好きです。今年も楽しみにしている私です。

 

 

〈参考〉

・東京都福祉保健局 食品衛生の窓 ウェブサイト(2019/5/17閲覧)

農林水産省 ウェブサイト(2019/5/17閲覧)