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アイスには賞味期限がない!?

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こんばんは、栄養士のかめ子です。先日、アイスの分類の話をしました。

eiyoushikameko.hatenablog.com

ついでに、もう少し、アイスの面白い話をしたいと思います。

 

 

アイスのパッケージに書かれていないこと

実は、ほとんどの食品のパッケージに書かれているのに、アイスのパッケージには書かれていないことがあります。恐らく、多くの方が、食品のパッケージには必ず書かれていると思っていることです。分かりますか?

 

正解は「賞味期限」です。一部、記載のある商品もありますが、賞味期限は表示しなくても良いというルールになっています。ご自宅にあるアイスの袋や箱を、ぐるっと一周、見まわしてみて下さい。

 

賞味期限が無い理由

一般的には食品には賞味期限や消費期限が定められています。ではどうしてアイスには賞味期限の記載がないのでしょうか。

その理由は、アイスが保存される温度がポイントになります。アイスは冷凍の温度(-18℃以下)で保存されます。この温度では、細菌は増殖することができず、品質の低下もほとんどありません。このため、賞味期限を記載しなくて良いのです。

 

実際は・・・?

アイスは冷凍の温度で保存されるため、賞味期限を記載しなくて良いと書きました。

しかし、実際に私たちがお店で商品を手に取ってから口にするまでを考えてみて下さい。

・お店の冷凍庫から出して持ち運び、自宅の冷凍庫に入れるまで常温で持ち運び

・自宅の冷凍庫で保管中に、他の食品を取り出すために冷凍庫を何度も開閉して庫内の温度が上昇

この様に実際の保管では、-18℃以下の温度を食べる直前までずっと、キープできていないことが十分に考えられます。そうすると、アイスでも品質が低下することはあり得ます。開封してみて、

・表面に霜が沢山ついている

・何層かに分離している

・変形している

このような場合は、食べるまでの間にアイスの温度が上がってしまい、品質が低下してしまったサインです。常温で何時間も放置したということでなければ、細菌が増殖してお腹を壊すということは考えにくいですが、品質が低下しているので美味しく食べられないかもしれません。このようなことが無いように、賞味期限は無いけれど、出来るだけ早く食べることをお勧めします。

 

例外

これまで説明したように、ほとんどのアイスで賞味期限が書かれていません。しかし、製造者の判断で賞味期限を記載する場合もあるようです。例えば、

・香りにこだわった商品。時間が経つと香りが無くなるので、早く食べて欲しい

・使った原材料の色が退色しやすいので、早く食べて欲しい

とか。こんな商品を見つけたら、作った方の思いを理解して、出来るだけ早く食べて下さいね。

 

まとめ

アイスの賞味期限の秘密、納得していただけたでしょうか。

「冷凍庫の整理をしていて奥から出てきたアイス、食べられるかどうかと思って賞味期限を探したら書いてない!」ということもあるようです。まさか食品に賞味期限が書いていないとは思わないので、びっくりしますよね。

この情報、知らない方も多いと思います。夏が近づき、アイスを食べる機会も増えるかもしれません。みんなに教えてあげて下さい!

 

〈参考〉

江崎グリコ株式会社 ウェブサイト(2019/5/22閲覧)

・一般社団法人 二本アイスクリーム協会 ウェブサイト(2019/5/22閲覧)