アスリートをサポートする栄養士の日々。

スポーツ栄養士の日々の記録。

そうめんを食べたくなる季節ですが、栄養士が気になること。

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こんばんは、栄養士のかめ子です。暑い日が多くなり、そうめんが美味しい季節になってきました。我が家でも先日、今シーズンのそうめんを解禁しました。麺が一瞬で茹で上がるのでパスタのように待ち時間がなく、夏の麺類はそうめんに頼りがちな私です。

そんな便利なそうめんですが、栄養士としてはちょっと気になることがあります。今日はこの話をします。

 

 

栄養士として気になること

もう想像がつく方もいるかもしれませんが、そうめんをめんつゆと薬味だけで食べるのは、栄養バランスが悪いということを心配しています。そうめんだけの食事は暑い夏にはとっても手軽で、ササっと作って食べてしまいたい気持ちは私にも分かるのですが。

 

そうめんだけ食べた場合の栄養バランスを計算してみた

確認のために、そうめん1人前(乾麺で100g)に含まれる、栄養成分を調べてみました。ですが茹でることで損失する分も考えたいので、茹でた後の数値を使いたいと思います。食品成分表によると、そうめんの茹でる前後での重量変化率は290%だそうです。つまり、100gの乾麺が290gの茹で麺になるということです。茹でたそうめん1人前(290g)に含まれる栄養成分の一部を書きだすと、

・エネルギー 368kcal

・タンパク質 10.2g

・脂質    1.7g

・炭水化物  74.0g

 ・糖質   71.1g   

 ・食物繊維 2.9g

・食塩相当量 0.9g

この様な結果になりました。これに、めんつゆと薬味の栄養成分が加わるのが基本の食べ方だと思います。

 

計算結果から分かること

この数字を見て、というか見なくても想像出来たことですが、そうめんとめんつゆと薬味だけで食事を終わらせてしまうと、とても糖質に偏った食事になってしまいます。タンパク質や脂質、それに薬味もそんなに量が無いことを考えると食物繊維も、もっと摂った方が良いと思います。

 栄養バランスが悪いだけではなく、血糖値も急上昇しそうです。これを防ぐためにも、タンパク質・脂質・食物繊維を加えることをお勧めします。

 

改善方法

そうめんを食べる時の栄養バランスを整える方法として、私は2つの方法を考えました。

①タンパク源と野菜を入れたおかずを付けること。

②そうめん自体にタンパク源や野菜を入れること。

そうめんの「手軽さ」というメリットは失われてしまうのですが、私は必ずこのようにします。具体的にどうしたか、過去のInstagramに投稿したものをご覧下さい。

 私がやったのはちょっと手間が増えていますが、「そうめんと一緒に野菜を茹でて、お豆腐も食べる」とか「生野菜のサラダに茹で卵」とか、手間をあまり増やさずに済む食べ方もあります。

 

まとめ

いかがでしたか?何度も言っていますが、毎食毎食で栄養バランスを完璧に整える必要はありません。しかし、血糖値のことを考えると、やっぱり私はそうめんを食べる時には、タンパク質・脂質・食物繊維(栄養バランスを考えるとビタミン・ミネラルも)を加えたいと思うのです。

無理に手間を増やして、そうめんのメリットをゼロにする必要はありません。ですが、そうめんを食べる時には、今日の話を頭の片隅に置いて頂けると嬉しいです。

 

〈参考〉

文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)」