アスリートをサポートする栄養士の日々。

スポーツ栄養士の日々の記録。

飲酒とプリン体・尿酸値の関係。

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こんばんは、栄養士のかめ子です。旦那様(30歳)の会社の同期(同年齢)が痛風になったと聞いて愕然としている私です・・・。その他にも、健康診断でメタボで引っかかる同期が増えてきたと言っており、30歳でそんな健康状態で、この先大丈夫かよ、と心配になってしまった私です。

今日は、そんな痛風に関する話をしたいと思います。栄養士になるまで、私が勘違いしていた話です。

 

 

痛風とは

まずは、痛風という病気について、おさらいします。痛風とは、血液中の尿酸値が高い状態が続いた結果、関節などに尿酸塩の結晶が沈着し、炎症を起こす病気です。炎症は強い痛みを伴います。

尿酸値が上がる原因は体内でプリン体代謝されることです。体内でプリン体代謝される要因は2つあります。①つ目は、プリン体を多く含む食品を摂取すること(外因性)、②つ目は、元々体内にあるプリン体代謝されること(内因性)です。

元々体内に存在するプリン体代謝され、尿酸ができることは生きている限り避けられませんから、尿酸値が上がると「プリン体の少ない食事をしましょう」と言われるのです。

 

プリン体の多い食品としてよく挙げられるもの

プリン体の多い食品としてあげられるものは、魚卵やレバーなど細胞の多いもの、ビールなどが挙げられます。

干物に関する勘違いは、以前ブログで書きました。

eiyoushikameko.hatenablog.com

干物と生の魚で、元の重量が同じであればプリン体の量は変わらないという話です。

 

お酒と尿酸値の関係

私は栄養士になるまで、尿酸値が気になる場合、お酒はビールだけを避ければよいと思っていました。最近ではプリン体0を売りにしたお酒なども売ってますし。しかし、ビールだけを避ければよい訳ではないことを知りました。プリン体の含有量はお酒の種類によって様々ですが、お酒に含まれるアルコール自体に、尿酸値を上げる作用があるためです。

アルコールと尿酸値の関係としては、

・体内(肝臓)での尿酸産生を増加させる

・尿中への尿酸の排泄を妨げる

・利尿作用により血液中の尿酸の濃度を上げる

このような関係があります。つまり、お酒の種類にかかわらず、アルコール自体に尿酸値を上げる働きがあるのです。よって、お酒はビールのみを控えればよいのではなく、プリン体0のお酒でも、飲みすぎには注意する必要があるのです。勿論、普通のビールより、プリン体0のビールの方が「マシ」ではありますが・・・。

 

まとめ

高尿酸血症は、高血糖脂質異常症と同様に、動脈硬化の原因となります。痛風の症状は無ければ尿酸値が高くても良いわけではなくて、尿酸値は正常値を保ちたいものです。

また、全然関係ありませんが、プリン体と洋菓子の「プリン」が関係あると思っている方も、私の経験上、いらっしゃいますが、全く別物です。

高尿酸血症痛風と診断された場合、食事で注意したいこともそのうち書けたら良いなと思っています。


 


〈参考〉

厚生労働省 e-ヘルスネット ウェブサイト(2019/4/26閲覧)

・株式会社明治 ウェブサイト(2019/4/26閲覧)

・菅野義彦、恩田理恵、金原桜子「痛風・高尿酸結晶の安心ごはん」(2019)