栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物の話〜

栄養士かめ子です。スポーツ栄養士を目指して勉強中。

遺伝子組み換え食品の表示のルール。

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こんばんは、栄養士のかめ子です。写真はいつかの目玉焼きご飯。私は目玉焼きはしょうゆ派です。

最近「ゲノム編集」の話題、よく聞きますよね。栄養士として知識が必要だと思ったので、先日セミナーに行ってきました。それで、ゲノム編集食品以前に、「遺伝子組み換え食品」のこと、一般の方はあまりご存じないのではないかと思いました。それで今日は、遺伝子組み換え食品の表示のルールをまとめたいと思います。

 

流通が認められている食品

まずは、日本で平成30年2月時点で流通が認められている遺伝子組み換え食品です。

・じゃがいも

・大豆

・てんさい

・とうもろこし

・なたね

・わた

アルファルファ

・パパイヤ

この8品目です。何でも遺伝子組み換えした食品を流通させて良い訳ではなく、この8品目に限られているのです。

 

遺伝子組み換え食品の表示のルール

そして、表示のルールです。まず、大きく分けて「義務表示」と「任意表示」に分けられます。文字通りですが、義務表示は必ず表示しなければいけない、任意表示は表示の義務がなく任意で表示しても良いという意味です。

 

〈義務表示〉

・組み換え、非組み換え作物が混在しないように管理した、遺伝子組み換え食品を原材料とする場合、「遺伝子組み換え」と表示。

・組み換え、非組み換えを分別していない食品を原材料とする場合、「不分別」と表示。

・組成や栄養価が従来と著しく異なるものを原料とした場合、「高オレイン酸遺伝子組み換え」などと表示。

 

 

〈任意表示〉

・組み換え、非組み換え作物が混在しないように管理した、非遺伝子組み換え食品を原材料とする場合。(「遺伝子組み換えでない」と表示しても良い。)

・遺伝子組み換えをしたDNAやタンパク質が加工によって取り除かれ、検出できない加工食品の場合。(油やしょうゆ、液糖など。)

つまり、確実に遺伝子組み換えした作物が混入していない場合や、遺伝子組み換えした作物が原料でも、それを加工した結果、DNAやタンパク質が残らない場合は、表示の義務がないのです。

 

実際の表示を見ると

よく表示を見る食品に、大豆製品の豆腐・納豆・油揚げなどがあると思います。これは遺伝子組み換え食品「使用」の表示ではなく、任意表示の「不使用」を表示している商品を多く見かけます。

このように、「不使用」の表示はよくみますが、「使用」や「不分別」の表示がされた食品はとても少ないと感じます。ですが、遺伝子組み換え作物を原料にした食品を食べていないかというと、そんなことは無いと思います。遺伝子組み換え作物は、表示の義務がない、任意表示の部分で使用されていることが多いです。

 

まとめ

ルールを簡単にまとめるとこんな感じです。

今後、遺伝子組み換え食品に加え、ゲノム編集食品が流通し始めることも考えられます。どんな食品を選ぶかは自由です。ですが、賛成・反対する以前に何も知らない方が多いような気がして、まずは表示についてまとめてみました。

食の専門家が遺伝子組み換え食品やゲノム編集食品について知っているのは当然ですが、一般の方も口にする訳なので、知っている必要があると思っている私です。

 

〈参考〉

消費者庁 ウェブサイト(2019/6/9)