栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物とそのまわりの話〜

栄養士かめ子です。栄養学オタクの理系栄養士が、栄養学や食品の面白い話をするブログ。たまに、美味しいものの話。

三温糖を使う意味。

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こんばんは、栄養士のかめ子です。先日作ったぶり大根。日本食の煮物には、砂糖は欠かせないですよね(私はみりんで済ませてしまうことも多いですが笑。)。

そんなお砂糖ですが、皆さんは真っ白な「上白糖」と少し茶色く色のついた「三温糖」の違いを知っていますか。

 

 

上白糖と三温糖の違い

上白糖と三温糖は見た目の色が違いますが、この違いはどのようにして生じるのでしょうか。

製造方法を簡単にまとめると、まず、原料から純度の高く色の白い上白糖などの結晶を取り出します。この後の蜜を原料として、繰り返し加熱して三温糖を作ります。繰り返し加熱するため、上白糖よりカラメル化するので茶色っぽく色づくのです。また、カラメル色素を加えて、色を調節しているものもあります。カラメル色素を使用している場合は原材料欄に記載があるので、確認してみて下さい。

 

栄養成分の違い

食品成分表で栄養成分の違いを確認してみました。

上白糖も三温糖も、100g中99g以上が糖質で、残りは水分、タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミンは殆ど含まれていません。ミネラルやビタミンでごく微量の数値が出ている成分もありますが、ほぼ栄養成分の違いはないと言ってよいと思います。

たまに、三温糖の色の影響で、三温糖にはミネラル・ビタミンが豊富に含まれており、三温糖の方が良いと思っている方がいますが、それは間違いです。

 

上白糖より三温糖を使った方が良い場合

上白糖と三温糖では見た目の違い以外ほとんど差がないことを説明しました。では、三温糖を使う意味はないのでしょうか。

「味が好きだから」という理由で三温糖を選ぶ場合は良いとして、もう一つ、三温糖を選んだ方が良いケースがあります。それは「料理に慣れていなくて、砂糖と塩を間違えるかもしれない」というケースです。見た目が非常によく似ている砂糖と塩を間違えたという話はよく聞きます。進学や就職で初めて自炊を始めるなどの場合は、砂糖と塩を間違えないように、三温糖を使うのはお勧めです。

 

まとめ

砂糖や塩って店頭で見ると色んな種類が売っているし、「○○が健康によい」など色々な情報を耳にします。私が耳にした情報の中には、間違っているものや、何を根拠にしているのか分からないものもありました。間違った情報を元に商品を選んでいる方もいるのではないか?と思い、書いてみました。

今後、他の砂糖についてもまとめられるように、私も勉強し直さなければいけないと思っている所です。

砂糖については、以前こんなブログも書きました。甘味以外にも、料理で色んな役割を果たすお砂糖の話です。よろしければどうぞ↓。

eiyoushikameko.hatenablog.com

 

〈参考〉

三井製糖株式会社 ウェブサイト(2019/6/12閲覧)

文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)」