こんばんは、栄養士のかめ子です。今日のお昼ごはん。ラタトゥイユそうめんにポーチドエッグ乗せです。私のSNSを見て下さっている方がいれば分かるかと思いますが、最近、無駄にポーチドエッグばっかり使ってます。
そういえば、数日前に卵の鉄分の話をしました。
動物性食品なので含まれる鉄は「ヘム鉄」かと思ったら、実は「非ヘム鉄」だという話でした。今日は、これに引き続き、卵のタンパク質の話をしたいと思います。
卵のタンパク質量
朝ごはんはヨーグルト、夜ごはんは魚か肉でタンパク質を摂取することが多い私です。ですが問題は昼ごはん。一人で食べる時は特に面倒で、ツナ缶やソーセージなどでタンパク質を摂ることが多いです。そして一番便利なのは卵です。そんな、大変お世話になっている卵、本当にタンパク源になっているのか、念のため調べてみました。
早速、食品成分表で確認します。卵1個の重さは50g前後なので、全卵50gで調べてみました。すると、タンパク質の含有量は、
・6.2g/50g
であることが分かりました。
1日に必要なタンパク質の量は?
では、1日に必要なタンパク質の量ってどれくらいなんでしょうか?
求め方は色々ありますが、一般的には最低限体重1kg当たり1g、激しく運動する人で体重1kg当たり2g必要だと言われています。つまり、体重50kgで運動習慣のない大人の場合、1日で50g程度のタンパク質を摂取する必要があります。
もし仮に、最初の写真の昼ごはんに卵を付けなければ、野菜とそうめん(乾麺で50g)のみで、タンパク質は5〜7g位だと思われます。これだけだと1日トータルで考えてもタンパク質が不足すると見積もることができるので、卵を足して正解だったと思います。もう少し、タンパク質が多くても良かったかな、とも思います。
アミノ酸スコアは?
タンパク質の話をする上で欠かせないのが、「アミノ酸スコア」の話です。
9種類ある必須アミノ酸はバランス良く含まれていることが大切で、このバランスを表す数字がアミノ酸スコアでした。アミノ酸スコアは100が最大で、100に数字が近いほど理想的なのですが、卵のアミノ酸スコアは「100」です。つまり、タンパク質を構成するアミノ酸の中に、必須アミノ酸をバランス良く含んでいるという事です。
ちなみに、最初の写真はそうめんですが、小麦のアミノ酸スコアは「50」です。野菜はそもそもタンパク質の含有量が少ないですし、アミノ酸スコアも悪いので、やはり卵を加えて良かったと思います。
まとめ
卵は、魚や肉と比べて保存性も良く、食卓に取り入れやすい食品です。必須アミノ酸をバランス良く含んだタンパク質も摂取できる優秀な食材であることが確認できました。これからもお世話になろうと思います!
最後に、1日に何個も食べても良いのか?以前考えてみた時のブログです。よろしければご覧下さい↓。
〈参考〉
・味の素株式会社 ウェブサイト(2019/6/25閲覧)