こんばんは、栄養士のかめ子です。昨日の夜のおかず。ラタトゥイユに粉チーズ。昼に作って冷やしておいたので、ひんやり美味しかったです。チーズが好きな私。こんな風に粉チーズを料理の仕上げに振りかけることがあります。ですが、チーズと言えば塩気。ちょっと気になったので、粉チーズの食塩の量を調べてみました。
使った粉チーズの種類と量
まず、うちで使っているのは、定番の森永クラフトのパルメザンチーズです。緑の円柱状のボトルのやつ。
最初の写真のラタトゥイユには、小さじですり切り1杯入れました。重量を量ってみると、小さじ1杯で約2gでした。
食塩相当量を計算
公式HPより、チーズ5g当たりで食塩相当量0.2gだということです。このことから、小さじ1(2g)当たりの食塩相当量は0.08gということが分かりました。
副菜の小鉢に振りかける程度であれば、0.1gより少ない食塩量で済みそうです。
ついでにカルシウム量も
この商品の広告だったか分かりませんが、粉チーズの店頭のPOPで「チーズを振りかけてカルシウムをプラス!」という趣旨のものを見たことがあります。どれくらいの量のカルシウムを摂取できるのでしょうか。こちらも調べてみました。
チーズ5g当たりでカルシウム量は65mgとのことなので、小さじ1(2g)当たりでは26mgです。
食事摂取基準を見てみると、20代女性で、
・推定平均必要量 550mg/1日
・推奨量 650mg/1日
でした。男性や成長期の子供だと、数値はもっと大きくなりますが、確かに粉チーズを料理に振りかけることで、カルシウム摂取の足しにはなりそうです(そんなに大きな割合での寄与にはなりませんが。)。
まとめ
粉チーズを振りかけることで料理が美味しくなるのでよく使うのですが、食塩摂取量が気になっていました。小さじ1で食塩相当量が0.5gとかだったらどうしよう、と思っていました(そんな訳でないか!)。小さじ1くらいの使用量では、食塩摂取量に大きな変化はないことが分かり安心しました。
また、カルシウム摂取量を増やすのにも役に立ちそうです。ですが、使えば使うほど、少しずつ食塩摂取量は増えていくので、使いすぎには注意したほうが良いと思います。それなら、食塩の入っていない乳製品(牛乳やヨーグルト)で摂った方が良いのでは?とも思いました。
また、高血圧等で食塩の制限をしている方は、主治医の先生に相談の上、使用して下さい。
そして、商品によってチーズの食塩の含有量は違います。商品ごとに数値を確認することをお勧めします。
最後に、以前書いた、妊娠中のナチュラルチーズ摂取の話、私のブログ記事の中では需要があるようです。気になる方はご覧ください↓。
〈参考〉
・森永乳業株式会社 ウェブサイト(2019/6/26閲覧)
・厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」