栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物の話〜

栄養士かめ子です。スポーツ栄養士を目指して勉強中。

幼児期に注意が必要な牛乳貧血。

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こんばんは、栄養士のかめ子です。いつかのおかず。副菜は、基本的には野菜をメインにした料理を作りますが、主菜のボリュームが少ないときなどは、副菜にタンパク源を入れることもあります。この日は副菜に茹で卵を使いました。卵については、実は含まれる鉄が「非ヘム鉄」だという話をしました。
eiyoushikameko.hatenablog.com

今日も、食品に含まれる鉄に関わる話をしたいと思います。

 

 

牛乳の鉄

先日、こんなブログを書きました。
eiyoushikameko.hatenablog.com

栄養価が高いイメージのある牛乳ですが、実は鉄の含有量がとても少ないという話です。牛乳自体はタンパク質やカルシウムが豊富で、積極的に食事に取り入れたい食品です。牛乳・乳製品を沢山摂取しても、他の食品から鉄を摂取出来れば問題ないのです。

 

牛乳貧血

ですが、この牛乳の多飲が原因で貧血が生じることがあります。これを「牛乳貧血」と言い、幼児期に起こりやすい貧血です。

具体的には、幼少期は体内の鉄の必要量が増す時期ですが、牛乳をたくさん飲むことで牛乳だけでお腹がいっぱいになってしまい、鉄源となる他の食品が食べられなくなり、その結果鉄不足になり貧血を生じるというものです。1日に600mL以上、3カ月以上続けて牛乳を摂取する場合は注意が必要です。

牛乳自体が悪さをするという訳ではなく、他の食品を食べられなくなるほど牛乳を飲んでしまうことに注意すればよいと、私は認識しています。

 

その他

実は、牛乳貧血について調べると、他の原因を言っている本もありました。ですが、私が栄養士の学校で習った内容や当時の教科書には上記の理由が書いてあったので、ここでは上記の理由のみ書いておきます。

 

まとめ

繰り返しになりますが、牛乳はタンパク質やカルシウムが豊富な優秀な食品です。牛乳を飲む量を控えろと言っているのではなく、他の食品とバランスよく摂取することを意識してほしいということです。特に幼少期は、まだ胃の容量が小さく大人より少ない量でお腹いっぱいになってしまいますし、偏食が生じやすい時期でもあります。おやつで飲む牛乳の量など、保護者の方が注意してあげて下さい。

 

〈参考〉

・江澤郁子、津田博子「四訂 応用栄養学」(2014)