アスリートをサポートする栄養士の日々。

スポーツ栄養士の日々の記録。

本の感想「女性アスリートの教科書」

こんばんは、栄養士のかめ子です。熱中症は怖いですが、汗をかくことが気持ち良いと感じている私です。ですが、この時期の外でのスポーツはやっぱり危険ですね・・・。

最近、本を沢山読んでいますが、今日はその中の一冊を紹介します。須永美歌子氏の「女性アスリートの教科書」という本です。

 

 

 

読んだきっかけ

何度かこのブログでも書きましたが、最近スポーツ栄養の勉強をしています。本を読んだり、色んな方の発信を見たりする中で、女性アスリート、特に「体重コントロールが厳しい競技の10代の若手アスリート」の栄養管理って難易度高いのでは?と感じるようになりました。

そんな時にこの本に出合いました。栄養学の本ではありませんが、読む価値あると思い、読み始めました。

 

読んだ感想

女性の体は10代前半で大きく変化します。体重の増加や月経の開始などで、それまでとは同じようには体が動かず、体の変化に対応していかなければスポーツをやっても結果が出なくなることもあります。その一方で体が軽いほうが良い結果がが出たり、審美系の競技では見た目も重要になってきます。それで、無理な食事制限に走る選手もいることを知りました。

実際の元アスリートの方のエピソードもありましたが、体重を落とすことが第一の目標になり、月経が止まることをプラスに捉える指導者・選手もいるということに衝撃を受けました。

また、18歳までは実家暮らしで家族がバランスの良い食事を作ってくれていたとしても、大学進学などで1人暮らしを始めた途端に食事が疎かになり、体調を崩してしまう選手もいることを知りました。

女性アスリートの歴史は浅く、男性と同じ考え方で指導が行われている部分が多いのが現状です。ですが、体の構造も考え方も男性とは違うので、男性と同じ指導方法ではうまくいかないのが事実です。女性に特化した方法での指導が、もっと指導者に広まって欲しいと感じました。

 

食事に関しては、厳しい食事コントロールをしている女性アスリートに、むやみに「食べて」と言っても効果はないと思われます。どうして食べなければいけないのか、どうして月経が止まるのは良くないのか、きちんと理解してもらう必要があると感じます。この本には、これを説明するためのキーワードが沢山出てきました。栄養学の専門書ではなかなか得られない「体の理論」について深く学ぶことができ、「食べる理由」を説明するためのヒントが得られました。

 

まとめ 

栄養学の専門書とはまた違う視点から、スポーツ栄養を見ることが出来ました。

この本は女性アスリートには勿論ですが、サポートする家族や指導者の方、またスポーツ栄養士の方にも読んで欲しいと感じました。もしかしたら、摂食障害で悩む10代のお子さんのご家族にも役に立つ一冊かも知れません(自信ないですが)。

一つだけ・・・。この本の中では、卵黄が「ヘム鉄」が摂れる食品として紹介されていましたが、正しくは「非ヘム鉄」です。

最後にこのツイート、この本の中で出てきた、村田由香里さんのエピソードを読んでの呟きでした↓。