アスリートをサポートする栄養士の日々。

スポーツ栄養士の日々の記録。

ささみはダイエットに向いた食品か?②

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こんばんは、スポーツ栄養を勉強中の栄養士のかめ子です。昨日の夜ご飯、豚肉のトマト煮込み。昨日はヒレ肉のブロックを買ってきて作りました。過去には同じ料理をバラ肉のブロックで作ったこともありますが、こんなにも脂の量が違うのか、と驚きました。食品成分表で調べてみたら、なんと10倍くらい、バラ肉の方が脂が多いんですね・・・!

話は変わりまして、昨日はこんなブログを書きました。

eiyoushikameko.hatenablog.com

ダイエット時にささみを食べるというのはよく聞く話ですが、ささみには鉄分があまり含まれていないという話でした。今日はこれの続きです。

 

 

もう一度食品成分表の値を確認

まずは食品成分表の数値です。昨日のブログを見ながら説明するのは面倒なので、もう一度載せておきます。

100g当たり エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物
若鶏 ささみ 109kcal 23.9g 0.8g 0.1g 0.3mg
牛 ローストビーフ 196kcal 21.7g 11.7g 0.9g 2.3mg

例えば、牛肉のローストビーフと比べてみると、この様な結果になりました。

 

問題点②脂質が少ない

では早速本題へ、2つ目の問題点です。それはささみの特徴ともいえる、「脂質が少ない」ということです。ドレッシングや植物油脂などを使用していたりすれば良いですが、ダイエット目的でささみを選択している場合はこれらの油も控えている可能性があると思いました。脂質を控えすぎるのは良くないということは、一般の方にも浸透してきているように感じますが、念のためまとめておきます。

まず、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収が悪くなります。また、脂質の一種であるコレステロールは細胞膜やホルモンの材料になるため、必要不可欠です。

脂質は効率の良いエネルギー源です。脂質摂取量を少なくすると摂取エネルギーは減らすことが出来ますが、減らしすぎると利用可能エネルギーが不足するリスクもあります。その結果、例えば女性では女性ホルモンの分泌がストップし、月経不順・無月経や骨密度低下に繋がる可能性もあります。

 

まとめ

脂質の少ないタンパク源の食品として他に私がパッと思いつくものには、魚のタラやカレイがあります。参考までにこれらの食品も鉄の含有量を調べてみましたが、ささみと同じくらいしかありませんでした。

今回は、ささみを例に出して話をしましたが、食事制限や偏った食事によるダイエットの危険性が、皆様に少しでも伝わっていると嬉しいです。

 

〈参考〉

・須永美歌子「女性アスリートの教科書」(2018)

・吉田企世子、松田早苗「おいしく健康をつくる あたらしい栄養学」(2015)

文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)」