栄養士かめ子のブログ。 〜栄養学と食べ物の話〜

栄養士かめ子です。スポーツ栄養士を目指して勉強中。

ビン入り柑橘果汁にビタミンCは含まれるのか。

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こんばんは。スポーツ栄養を勉強中の栄養士のかめ子です。写真は最近食べた桃。「桃モッツァレラ」を作った時に気づいたのですが、桃に酸味のある柑橘の果汁をかけると、甘味が際立って美味しい!この時は、ビン入りのかぼす果汁をかけて食べました。

この記事↓にも書きましたが、かぼす果汁は生の果実を搾ったものとビン入りのものを、季節によって使い分けています。レモン果汁を使うこともありますが、コスパが良いので、生の果実を搾るのではなく、ビン入りの果汁を買ってくることもあります。

eiyoushikameko.hatenablog.com

それで、ふと思ったことがあるので今日のお題とします。

 

 

ふと思ったこと

ビン入りの柑橘果汁を使っていて、ふと、疑問に思ったことがあります。ビン入りの柑橘果汁は加熱殺菌されています。そのため、未開封の状態では常温で保存することが出来るのですが、ビタミンCは熱に弱い成分です。ビン入りの柑橘果汁にはビタミンCは残っているのでしょうか。

 

調べてみた

疑問に思い早速調べてみました。まず、生の果実を搾った果汁の数値ですが、かぼす・レモンともに食品成分表に掲載されていました。また、ビン入りのかぼす果汁の数値は見つけられなかったので、レモン果汁のみ、食品メーカーのHPより引用します。

大さじ1(15g)当たり エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ビタミンC クエン酸
かぼす果汁、生 4kcal 0.1g 0g 1.3g 6mg  
レモン果汁、生 4kcal 0.1g 0g 1.3g 8mg 1.0g
レモン果汁、ビン入り 5kcal 0g 0g 1.4g 2mg 950mg

 ※大さじ1=15gとして計算。

かぼす果汁はクエン酸の含有の掲載がありませんでした。レモン果汁のクエン酸の含有含有量は単位が違いますが、引用元の単位をそのまま掲載しました。

 

分かったこと

今回は1回の使用量を考えて、大さじ1(15g)当たりの含有量を見てみました。

三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)の数値に大きな違いはありませんでした。ですがビン入りのレモン果汁は、ビタミンCの含有量が生の果実を搾ったものより少ないことが分かりました。ビン入りのかぼす果汁は数値がありませんが、レモン果汁と同様に比較的少ないことが想像できます。

今回は15gと少ない量で比較したのでそこまで大きな差はつきませんでしたが、100gで比較するとビタミンCの含有量の差は大きくなります。含有量に差があると言うか、ないと言うかは使用量によりそうです。

ちなみに、日本人の食事摂取基準によると、成人のビタミンCの必要量は男女ともに

・100mg/1日

でした。

 

クエン酸について

今回、クエン酸の含有量も一緒に調べてみました。結果としては、クエン酸の含有量には大きな差はありませんでした。 

どうしてクエン酸の含有量を調べたかというと、とある勘違いをしている方が多いのでは?と思ったからです。それは「レモンが酸っぱいのはビタミンCが多いからだ」という勘違いです。実は酸味の元になっているのはビタミンCではなく「クエン酸です。表を見ると、ビン入りの加熱殺菌したレモン果汁にも、生の果実を搾った果汁と同じくらいのクエン酸が含まれていると考えることが出来ます。ビン入りレモン果汁もクエン酸が豊富に含まれている為、酸味がそのまま残っているんですね。

 

まとめ

ビン入りの柑橘果汁は、ビタミンCが比較的少ないことが分かりました。ですが、果汁だけ使用したいなら、コスパは良いですし搾る手間もなく、柑橘果汁の風味を簡単に楽しむことが出来、便利です。

逆に、

・ビタミンCを摂りたい

・皮も使いたい

という目的があるなら、果実を買ってきた方が便利です。

どちらにもそれぞれのメリットがあることを、実際に使って感じます。用途や目的に応じて、使い分けると良いと思います。

レモンのビタミンCについては以前も書きました。宜しければご覧ください↓。

eiyoushikameko.hatenablog.com

 

〈参考〉

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」

文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

・ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 ウェブサイト(2019/9/3閲覧)
www.pokkasapporo-fb.jp