アスリートをサポートする栄養士の日々。

スポーツ栄養士の日々の記録。

ピーマンとパプリカで栄養素の含有量に違いがあるのか?

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こんばんは、スポーツ栄養を勉強中の栄養士のかめ子です。いつかのおかず、ピーマンとパプリカのオイスターソース炒め。贅沢に3色使うとキレイで良いですね!そして、ピーマンとパプリカを同時に食べると、ピーマンが苦いんだな、というのを分かりやすく感じることが出来ます。皆さんもやってみて下さい。

今日は、この色違いのピーマンとパプリカ達についてのお話です。

 

 

同時に食べてみて生じた疑問

同時に食べてみて、味の違いを強く感じましたが、同時に栄養素の含有量に違いはあるのか?という疑問が生じました。

 

調べてみた

早速調べてみることにしました。食品成分表には、「青ピーマン・赤ピーマン・黄ピーマン」の3種類の値が全て掲載されています。赤ピーマン・黄ピーマンの欄には備考として「別名:パプリカ」との記載があるので、この数値を使おうと思います。ピーマンとパプリカでは1個当たりの大きさがだいぶ違いますが、同じ重量100gで比べてみようと思います。

比べてみると、数字に大きな差が無い栄養素も多かったのですが、大きな差がある栄養素もいくつかありました。差の大きい栄養をピックアップすると、

100g当たり β-カロテン ビタミンC
青ピーマン 400μg 76mg
赤ピーマン(パプリカ) 940μg 170mg
黄ピーマン(パプリカ) 160μg 150mg

この様な結果になりました。

 

分かったこと

以前、ピーマンは例外的に緑黄色野菜に認められているという話をしました。

eiyoushikameko.hatenablog.com

ですが、赤パプリカはβ-カロテンの含有量がピーマンより更に多いことが分かりました。

また、赤パプリカ・黄パプリカ共にビタミンCがとても豊富です。パプリカは生で食べることも多い野菜です。生食ならビタミンCの損失も最低限に抑えられるため、パプリカはビタミンCの供給源としても適している野菜だと言って良いと思います。

因みに食事摂取基準によると、成人のビタミンCの推奨量は、男女ともに、

・100mg/1日

なので、パプリカ100gを食べればクリアできますね。水溶性ビタミンなので、食事から摂取する範囲内でこの数字を超えても、特に過剰症などはありません。抗酸化作用のあるビタミンですので、アスリートの方などはもっと沢山摂取しても良いという話もあります。

 

まとめ

ピーマン・パプリカは色によって栄養素の含有量が違うことが分かりました。

この数字を見ると、「赤パプリカが一番お勧め!」と感じるかと思います。でも私は、ピーマンや黄パプリカを使うこともあります。それは、食事をする理由は栄養摂取だけでは無いからです。出来上がった時の見た目を考えて、「赤だと人参と被るな~」と思ったら黄色にするし、緑を入れたければ普通のピーマンにします。値段で選ぶ時もあります。余り堅苦しく考えずに、その時の料理に合うものを選んでみて下さい。

 

〈参考〉

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」

文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)」