アスリートをサポートする栄養士の日々。

スポーツ栄養士の日々の記録。

ひじきのカルシウムは多いのか・・・?

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こんばんは。アスリートの食事をサポート中!栄養士のかめ子です。写真はいつかの副菜ですが、切り干し大根を使っています。切り干し大根は、おかずのカサが足りないと思った時や、野菜の緑一色なので色を入れたい時に重宝しています。必ずストックしている乾物です。

今日は、乾物の仲間、ひじきの話をします。(無理やりこじつけ感強いですが、ひじきを自宅で使うことがあまりなく、良い写真がありませんでした・・・汗。)

 

最近、ひじきについて、ネットではどんな記事があるのだろうか?と思い、色んな記事を読んでいました。すると、

「100gあたりの栄養素の含有量を見てみると、カルシウムが牛乳の12倍」

というのを見つけました。他にもいくつかの栄養素について、他の食品と比べて、ひじきの栄養価の高さをアピールしていました。

 

こう言われると、ひじきがとても栄養価が高い食品に感じられます。12倍という数字をどこから引用したのか分かりませんが、食品成分表で調べてみるとこれと近い値になりました。ですが私は、この比較の仕方は問題があり、記事を読む方に誤解を与える比較方法だと感じます。

 

以前から私のブログを読んで頂いている方がいれば、説明しなくても分かるかも知れません・・・。

 

私が問題があると感じたのは「乾物と乾物以外の食品を、同じ重量で比べている」という点です。牛乳を一度に100g飲むのは、良くある事ですが、乾物のひじきを一度に1人分で100gも使うことは考えにくいです(未確認ですが、この量を使うと無機ヒ素の問題も出てくるのかな?)。一般的に小鉢のひじきの煮物にするとして、乾燥ひじきの使用量は3〜5g程度だと思います。

 

試しに、

・ひじき 5g

・牛乳  100g

でカルシウムの量を比較してみました。すると、カルシウムの含有量は殆ど差がありませんでした。牛乳がカルシウムが豊富な食品であることは皆さんご存知だと思います。つまり、ひじきは1回に使う重量は少ないですが、ある程度カルシウムが摂れる食品ということです。ただし、私が見た記事にあったような「牛乳の12倍」という量ではありません。

 

今回言いたかったのは、「比較方法に問題がある」ということで、ひじきの栄養価が低いということではありません。

注意しなければいけないのはひじきの情報だけではなく、乾物全般の情報です。この様な情報を見たら、

・何と比べているか?

・同じ重さで比べているか?

など、チェックした上で、有効な情報か判断して欲しいです。

 

途中で出てきた「ひじきのヒ素」が気になる方はこちらをご覧下さい↓。

eiyoushikameko.hatenablog.com

 

〈参考〉

文部科学省日本食品標準時成分表2015年版(七訂)」