アスリートをサポートする栄養士の日々。

スポーツ栄養士の日々の記録。

干し柿でビタミンCを摂取できるか?

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こんばんは。アスリートの食事をサポート中!の栄養士のかめ子です。今の時期、スーパーに行くと、干し柿が沢山並んでいます。今まで干し柿の季節性とか考えたこともなかったのですが、秋に収穫した柿を干して作ることを考えると、今の時期は流通量が多いのかもしれません。

 

そんな干し柿ですが、疑問に思ったことがあります。

それは「ビタミンCが摂取できるか?」ということです。

 

何で疑問に思ったかというと・・・。

以前解説しましたが、生の柿は数少ないビタミンCが豊富に含まれた果物です。ビタミンCを積極的に摂取してほしいアスリートにも、紹介することがあります。

ですが、生の柿を食べてもらうのは、相手によってはハードルが高いことがあります。保護者の方がごはんを作っているジュニアアスリートなどの場合は比較的取り入れてもらいやすいですが、これが一人暮らしの大学生アスリートだと話は違ってきます。

皮を剥くのが面倒、包丁の扱いに慣れていない、料理はしないので調理器具は持っていないなど・・・。

ですが、干し柿なら、皮を剥く手間が無く、持ち運びも簡単です!それで干し柿が取り入れられないかと考えたのです。

eiyoushikameko.hatenablog.com

 

早速食品成分表で調べてみました。100g当たりで調べてみると、この様な結果になりました。

100g当たり エネルギー ビタミンC
甘がき、生 60kcal 70mg
干しがき 276kcal 2mg

干し柿はビタミンCが殆どゼロだ・・・(汗)干し柿ではビタミンCが殆ど摂取出来ないことが分かりました。

 

ただ、生の柿と干し柿を同じ重量で比べると、水分含有量が全く違い、総エネルギーも差があります。念のため、同じ60kcal当たりに直して計算してみました。

エネルギー60kcal当たり ビタミンC
甘がき、生 70mg
干しがき 0.4mg

この様な結果になりました。やはり、干し柿でのビタミンCの摂取は期待できないようです。

 

実は、以前、他の果物のビタミンCの含有量を調べたことがあり、干し柿もあまり期待できないのでは・・・?と思っていました。やはりビタミンCは、ドライフルーツの場合、加工の過程で大幅に減ってしまうようです。

 

ビタミンCについてはこのような結果になりました。しかし、ビタミンCのように加工で減ってしまう栄養素は一部です。水分が抜けた分、糖質やほとんどのビタミン・ミネラルはギュッと濃縮されています。

干し柿の糖質はアスリートのエネルギー源になりますし、干し柿がアスリートにお勧めできない、という訳ではありません!

 

個人的には、「干し柿クリームチーズを挟む」というのをやってみたくてうずうずしています。

 

〈参考〉

文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)」